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JAやつしろによる吉野梨を使った商品開発と販路開拓

最終更新日:

梨

(要旨)

 JAやつしろが、市場出荷できない梨を活用した“冷凍梨”やコンポート、ゼリーなどを開発。

 “冷凍梨”は長期保存が可能なうえ、褐変防止処理を行っているため、保存中に色が変わらないことが特徴で、冷凍食品や調味料(タレ)の原材料として食品メーカー等への販売が決定しました。


1 背景・課題

 JAやつしろにおいて「吉野梨」のブランドで取り扱われる梨は、100年以上の歴史を持ち、台湾への輸出などブランド化が進む一方、傷、ヤケ果等により市場出荷できない梨の活用が課題でした。


2 支援内容


(1)加工技術の助言

 梨の加工品開発にあたり、幅広い活用と長期保存が可能な“冷凍梨”を提案。保存中に色が変わらないよう、褐変防止の技術等を提供しました。


(2)商品(レシピ)開発支援

 販路開拓のため、冷凍梨を使ったレシピ(コンポートやゼリー)を提供し、商品開発をサポートしました。


(3)販路開拓・マッチング

 開発した商品を製品化するため、加工を受託する民間企業をコーディネートするとともに、製品の販路を開拓するため、展示会への出展や食品メーカーとのマッチングを行いました。


    冷凍梨

    冷凍梨


和梨と柚子のコンポート

和梨と柚子のコンポート

展示会への出展

展示会への出展


3 連携機関

  • 連携機関


4 成果等

  “冷凍梨”について、食品メーカーとの取引が成立したほか、今後、コンビニエンスストアや乳製品メーカーからも“吉野梨”を使用した商品が販売予定です。


5 事業者の声

 今までは加工用の梨原料を外部へ販売していましたが、数量や価格など安定せず自社で加工に取り組めないかが課題でした。冷凍することで梨の周年供給が可能となり、カットする手間はかかりますが付加価値を付けて安定して販売できるようになりました。今では次年度分の予約も入るようになり数量を確保することが課題になるようになりました。

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