くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、当ネットワークの運営委員や関係者によるリレーコラムを掲載しています。
第83回目は、玉名市天水町の花工房てんすい代表の西浦文子さんです。
たまな食育フェアーで地元の野菜を使ったカレーを提供
食育は家庭から実行
先日、玉名市で「たまな食育フェアー」が開催されました。
参加しながら、「食育とは?食を育てること?どういう事なのだろうか・・?」と考えました。
食育フェアーの会場の一角で「菌ちゃん堆肥」で育てた野菜の販売がありましたが、その販売員の方が何やらぼやいていました。
「こんなに美味しい人参なのに、若いお客様は『市販のほうが美味しいし、農薬を使わずにこんなにきれいな野菜が出来るはずはない!』・・と。」
そうですよ!分からない人には何を語ってもだめなんですネ。
孫が通っている幼稚園でも、この「菌ちゃん堆肥」で野菜を育てています。
孫は、「ばぁチャン、野菜を食べると元気が出るってよ!」と、先生に習った育て方を話してくれます。
3歳の孫は、自分の名前をつけた「寿理農園」プランターで人参を育てていて、1回目の収穫はほとんど孫が食べてしまい、今2回目が少し大きくなっています。
また、魚が大好きで、90歳のひいばぁチャンと「シイバ」の煮つけを美味しそうに食べます。
87歳もの年の違いなのに、食に関しては同じ考えなのに驚かされます。
孫は最近メダカを飼い始め「早く大きくなってネ。」と毎日餌をやっています。
「なんで大きくしたいの?」と聞くと、「大きくなったら、ひいばぁと焼いて食べるとよ!」
うーん大きくなるのかな・・・?
我が家の律儀な鶏たちも、相変わらず毎日卵を産んでくれます。
先日はひよ子が誕生しましたが、孫はひよ子にも「早く大きくなってね!」と語りかけます。「大きくなったら焼き鳥が食べたい!」「そりゃあおいしかろネ、ばぁチャンも食べたい!」と話しあっています。
食育とは深く考えずに、伝えられること、自分に出来ることを家庭から一歩ずつ実行していくことではないかと思っています。