くまもとのアグリ&フードトップへ
文字サイズ変更 拡大標準
背景色変更 青黒白

くまもと食・農ネットワークリレーコラム【第72回:河原委員】

最終更新日:

 

くまもと食・農ネットワークリレーコラム【第72回:河原委員】
執筆者 :  河原君代
 くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、当ネットワークの運営委員や関係者によるリレーコラムを掲載しています。
 第72回目は、嘉島町在住のくまもと食の名人 河原君代さんです。
 

執筆者 :  河原君代

 

 くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、当ネットワークの運営委員や関係者によるリレーコラムを掲載しています。
 第72回目は、嘉島町在住のくまもと食の名人 河原君代さんです。

 

保育園児の稲刈体験

保育園児の稲刈体験

 

 

 平坦地に住み、恵まれた水環境と立地で農業をやっている私に、今年の9月水産大学(山口県)の三木教授から、鹿児島で開催のシンポジウムへの参加依頼がありました。
 怖いもの見たさで好奇心が頭をもたげ、漁業者の方々の食育の世界を見てみたいと引き受けることにしました。
 当日朝一番の新幹線で鹿児島中央駅まで行き、ローカル線に乗り換えて初めて無人駅に降り立ちました。バスもタクシーもなく、水産試験場まで歩いて20分はさすがに疲れました。
 早目に着いた分、いろいろな方々と会って話が出来て、国内の食育活動がいかに幅広く考えなければいけない時なのかを思い知らされました。
 シンポジウムでは、現在の状況をいかに打開し、魚食を多くの子ども達に伝えていきたいかが熱く討論され、また6次産業化に関わる海産物加工品を持参されて評価を受けられている姿は、農産物の生産、加工をしている我々と相通じるものがあり、一体感を感じました。
 宮城県から参加の女性は、災害に見舞われたのに前向きに漁業に向き合い、いまから先の自分達を少しでも前に押し出してほしいと言われていました。
 食べることは生きることであり、いかに口から入るもので自己管理、身体の維持が出来るかを一人一人が考える時が来ているのではないでしょうか。
 今年も色々と食育を考える場とか教室に参加をさせて頂き、10月末には我が家の水田で保育園児と体験稲刈りをしました。毎年恒例で保育士の方々も楽しみながら青空の下、元気な笑い声で無事終了することが出来ました。
 これからは冬に向けての食を体感してもらいます。みそ作り、チーズ作り、クリスマス料理、正月料理と、まだまだ若い人に伝える事があります。
 頑張って、口から入る食の大切さを多くの人に知ってもらえばと思います。
 鹿児島へは日帰りだったのですが、夜9時すぎの新幹線に乗り合わせた小学生が塾帰りで夕食の弁当をホームで食べているのを見て、少し淋しい思いで帰ってきました。


このページに関する
お問い合わせは
(ID:71)

重要なお知らせ

カウントダウン

注目情報

トピックス

熊本県地産地消サイト
熊本県農林水産部流通アグリビジネス課
〒862-8570 熊本市中央区水前寺6丁目18-1
電話:096-333-2424(直通) FAX:096-383-0380

© 2021 Kumamoto Prefecture, © 2010 kumamoto pref.kumamon

このページの先頭へ