執筆者 : 小出 史
くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、当ネットワークの運営委員によるリレーコラムを掲載しています。
第56回目は、有限会社 ソルト・ファーム 代表取締役小出 史さんです。
くまもとの赤
三種のお茶の飲みくらべ
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「楽しい食卓の演出」~伝えたいmade in くまもと~
先日、テーブルコーディネートグループによる「楽しい食卓の演出」が熊本県伝統工芸館で開かれた。今回の全体テーマは“伝えたい made in くまもと”。
陶器やガラスの器たち、季節の草花、それぞれのテーマに合ったテーブルクロス、そして、made in くまもとの品々・・・。
熊本の工芸品や食材が素敵にコーディネートされたテーブルで嬉しそうにしている。
八代のはちべえトマトで盛り付けされ、トマトいっぱいのテーブルは、名づけて「くまもとの赤」。今、まさに「鹿児島の黒」に対して頑張っている「熊本の赤」は、エネルギッシュな印象を受ける。情報を聞きつけたトマト農家さんも勇んで見に来られたそうだ。
「座~思いを込めて~」のテーブルは、熊本産の日本酒に天草産の我がソルト・ファームの天日塩、お皿も勿論、熊本の陶芸家の作品だ。このテーブルを囲んで、どんな話に花が咲くのだろうか、ワクワクしてくる。
「三種のお茶の飲みくらべ」は、水俣のオーガニック紅茶をはじめ、ご本人が茶摘み体験で作ったほうじ茶やウーロン茶を楽しむテーブルを提案している。
企画したお1人に話を聞くと、「熊本には特産品が沢山あることに驚きました。トマトはイタリアに負けないのでは・・・。今回、色々と勉強になりました!」と言われた。
来場者は6日間で1000人にのぼったそうで、企画したテーブルコーディネーターの皆さんも、来場者も、思わぬ形で熊本の豊かさを確かめ合えた。
地元の食材で作った料理が地元で作られた器に盛り付けられ、季節の草花が彩りを添える・・・こんなテーブルを囲めば話題はつきないだろう。特に、県外のお客様を自宅にお招きできたら、まるごと熊本を好きになって頂くに違いない。