執筆者 : 河原 君代
くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、当ネットワークの運営委員によるリレーコラムを掲載しています。
第50回目は、河原君代さんです。
今年も12月となり、一年のカウントダウンが始まりました。今年も色々な事があって目まぐるしく過ぎていった年でした。読者の皆さんはどんな年でしたか?
私は、今年の食・農ネットワーク総会において、食育について感心のある方からの質問を受け、食育を人に伝えるためには私自身がもっと頑張らなければという思いを新たにしました。そこで、各方面からお話があれば積極的に出向き、お陰さまで多くの人と接する事が出来た一年でした。
例えば、今年で4年目となる直売所ならではの親子ピザ教室を夏休みの間に3回開催しました。太陽の力を借りて生地を発酵させて作った米粉100%のパン生地の上に、店内の地元野菜を自由に使ってトッピングするピザ作りは大盛況でした。夏野菜の旬のおいしさを知ってもらった事は、私自身も農業者として本当に楽しい時間でした。
また、新たな取り組みとして、米から蒸して菌を入れ、米麹を作る事から始める塩麹作りを行いました。さらに、9月~10月に3回開いた子ども達への塩麹料理教室では、塩麹を使った栗ごはんや野菜炒めなど、秋野菜を色々使った季節料理を楽しみました。
地元、嘉島の子育て支援センターからの依頼で実施する、麹作りから行うみそ作りの指導も今年で3回目となります。言葉も出ない子どもからやんちゃざかりの子どもまで、麹の中に手を入れて楽しみます。
このように、色々な人達と接したり、食について話す機会をいただく事で、私自身も成長させてもらえていると日々感謝しています。まだやりたい事が色々とあり、来年に向けこれからも情報を目いっぱい吸収していきたいと思います。