執筆者 : 東山千鶴
くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、当ネットワークの運営委員によるリレーコラムを掲載しています。
第40回は、JA熊本中央会・連合会 営農生活センター 東山千鶴さんです。
『身近に出来ることの一つひとつを・・・』
大寒をすぎ、冬将軍が日本中を雪と寒さで覆いつくしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? さて、新しい年を迎えてひと月が過ぎようとしていますが、改めて昨年を振り返ると、3.11の東北の大地震と津波は私たちが想像もしなかった自然の脅威と、人間の文明がもたらした福島原発の爆発は私たちがこれから歩む道の選択を問いかけたように思います。 しかしこのような中にも、世界中から絶賛された東北の方々の節度ある行動と、日本中の人々がお互いに助け合おうとする「絆」を言葉として認識することにもなりました。
まだまだ復旧・復興には時間はかかりますが、私達の仲間である農家の方々は農地をなくしたり、風評被害にご苦労されています。少しでも何かの力になれたらと思います。 東北の方々が復興できるまで、私たちは日本の農業を支え、農産物の「安全・安心」を多くの方々へ伝えて行くことが大切ではないかと思います。「くまもと食・農ネットワーク」の「地産地消」運動も、私達が身近に出来ることの1つです。 今年も皆様とともに小さな積み上げができるように頑張って行きます。
前回のリレーコラムでも岩田代表がご案内していましたが、2月20日(月曜日)に「地産地消セミナー」と併せて「2012春 くまもと地産地消の夕べ」を開催いたします。2回目の今年はすべての料理を手作りし、熊本の豊かな旬の食材を堪能しながら、一人ひとりが命を育む食の大切さを再認識し、「地産地消」を県民運動としてさらに広げる目的で開催いたします。たくさんの方のご参加お待ちしております。 |