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くまもと食・農ネットワーク運営委員リレーコラム【第32回:河原君代委員】

最終更新日:
執筆者 :  河原君代

くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、当ネットワークの運営委員によるリレーコラムを掲載しています。
第 32 回は、くまもとふるさと食の名人の河原君代さんです。
 
 
『普通に暮らせる幸せをかみしめて~東日本大震災に思う~』

 今年も5月、若葉まぶしい季節となりました。今、私は生きて、現在あたりまえに生活をしていられる幸せを実感しております。日本全国の方々も『自宅にいて、普段通りに目覚め、普通に暮らせる幸せ』を、痛感されたことだと思います。
 私は、この新緑がまぶしくなり始める頃に、日本の旬を感じるために山々に行きます。そして、山の神様に一言、「採らせてください。」とお願いをして、蕨(わらび)、ぜんまい、のびるを採取させてもらいます。筍は自宅所有の竹林がありますので、にがりで灰汁(アク)を取り、知り合いの方には食べてもらっています。今だからできる贅沢だと思います。遠くで震災に遭われた方々には本当に申し訳なく思いますが、今、自分がこの地に生かされているという幸せをかみしめながら、山の恵みを頂いています。
 また、私も農産物直売所に通じさせていただいていますが、近頃の消費者の方々に申し上げたいのは、熊本の旬の野菜を少しでも頭の中にインプットしてほしいということです。変にマスコミから知識を入れてほしくないと思います。辛口と言われるかもしれませんが、「安心で安全でおいしいものを食べたい!」これは誰もが思う事であり、冬に夏野菜が採れることがないとは、今の世の中言えません。しかし、「どうしてないのか?。なぜあるのか?。」を説明することにより、熊本の野菜、私の地元である上益城の野菜を知ってもらい、納得してもらうことが出来ると思います。
 この事が、私達くまもと食・農ネットワーク運営委員の消費者への発信だと思っています。
 これからも頑張って、食育を通じ、農産物をよりおいしく食べてもらうことを皆様に伝えて行きたいとの思いでいっぱいです。
 熊本から『当たり前の生活をしていることの幸せ、農産物、海産物が出荷出来る幸せを、一人一人が噛み締めて農業をやろう』との思いを、東北の方々、又、被災された多くの方々に少しでも発信していきたいと思います。

 

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