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くまもと食・農ネットワーク運営委員リレーコラム【第28回:佐々委員】

最終更新日:
執筆者 :  佐々 良清

くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、当ネットワークの運営委員によるリレーコラムを掲載しています。
第28回は、熊本ホテルキャッスルの佐々 良清さんです。
 

 

=料理人と共に取り組む安心安全な商品作り=

 熊本の良質な食材、生鮮食品を有効に活用する為に、これからは生産者と料理に携わる人間がいかに交流するかが問題になってくると思います。県と市の認定食材や食品等を活用し、地産地消を推進する為に「くまもと食・農ネットワークの会」というのがあります。私も運営委員の一人として生産者の皆さんが手がけておられる農畜産物の加工品や野菜を、生産者が見える商品作りや販売方法をどのようにすればよいのか考えてみました。
 例えば、加工品ですが、地産の物を使って生産者と料理する者とが一緒になって商品開発を進めるのが得策だと思います。生産者の方にアイデアがあったとしても商品の価値観、加工品を作る為の作業工程等の点で行き詰ってしまわれるのではないでしょうか?季節毎に定期的に料理人と商品開発の時間を設けてゆく事、これが一番ではないかと思います。食材の持っている性質、味等の判定は料理人が最も得意とする事でもあります。
また、商品化された加工品の販売ルートをどのように拡げていくかという点ですが、共に交流する事で、ブローカー、卸問屋さん達との輪もできていきます。私達には県内外の和、洋、中の料理人の会というのがあります。ひと月に一回は集まり会合を開いております。こういう場にぜひ生産者の方も参加して精魂込めて作られた物を紹介していくというのはどうでしょうか?お互いを利用し合うのです。そこで出来上がった物を地場の食品会社や宿泊施設、飲食店等の方に使ってもらうようにしていく、作る者、考える者、使う者が一体になって取り組む事が大切なのではないでしょうか?その為には「くまもと食・農ネットワークの会」に率先して動いてもらう必要もあります。
 最後に私個人として、学びの精神を持って新たな境地を切り開く事により、温故知新の心を忘れず、料理に携わる者として安心安全な商品作りのお手伝いをしていきたいと思います。

 

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