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【Vol.06】【水の記憶】阿蘇の純度を醸す、山村酒造の美学

最終更新日:

Memory of Water: The Aesthetic of Purity Crafted by Yamamura Shuzo in Aso

阿蘇の物語は、一筋の「水」から始まります。

 

標高550m、高森町の山村酒造は、1762年の創業以来、260年以上にわたって蔵の敷地に湧き出る阿蘇外輪山の伏流水を使い続けています。

 

この水は、山村酒造にとっての「命の水」そのものです。

 

お酒の仕込みはもちろん、米を洗うとき、器具やタンクの洗浄、さらには蔵で働くスタッフが日々口にする飲み水にいたるまで、すべてこの阿蘇の湧水が使われています。

 

広大な草原が雨水を蓄え、何十年もの歳月をかけて磨き上げた「超軟水」は、驚くほどピュアで、口に含むとスッと消えるような滑らかさがあります。

 

山村酒造はこの水の純度を活かすため、お米の選定においても、この清らかな水系と響き合う素材を大切にしています。

 

あえて多くを語らず、水と素材を静かに親和させること。

それが、260年という歴史の中で蔵が導き出した、地酒としての誠実な答えです。

 

1861年に築かれた「萬延蔵(まんえんぐら)」は、厚い土壁に守られた天然の恒温槽。

そこに住み着いた蔵付きの微生物たちが、阿蘇の厳しい冬の冷気の中で、素材をゆっくりと醸していきます。

 

代表銘柄「れいざん」が貫くのは、料理を主役にするための「引き算の美学」。

その清冽なキレ味は、阿蘇の濁りのない水の記憶そのものです。

  • 1 食のみやこ熊本 シェフズアカデミー 阿蘇の純度を醸す
  • 2 看板
  • 3 仕込みに使う湧水
  • 4 仕込み水
  • 5 倉の様子
  • 6 れいざん等
  • 7 注がれた日本酒
  • 8 テイスティング


 





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