温泉と自然界のカルシウム豊富な「岬の御塩(おしお)」 有限会社 御立岬(葦北郡芦北町)
熊本のおいしい調味料・加工品【塩】
- 温泉センターを運営する「有限会社 御立岬」では、この地球からのギフトを心身の癒やしとして利用するだけに留まらず、塩の材料としても活用しています。

- 「温泉水を温めるために稼働させているボイラーの余熱を有効活用できないか、と模索していたところ、当館の温泉水は塩づくりに適していることが分かりました。芦北町には古くから製塩の歴史があったことから、2011年から本施設でも塩づくりをスタートしました。温泉塩の試作を重ね、2013年4月に製塩施設『塩(えん)むすび館』をオープンし、ここでつくった塩を『岬の御塩(おしお)』として商品化しました」と課長の枇杷木和明さん。地下から湧き出る源泉を原料に、温泉施設で使用するボイラーの余熱を利用したエネルギーを無駄にしない製塩を実現し、地域に新たな特産品が誕生しました。

- 「岬の御塩」製造工程の最初のステップは、ボイラー余熱で温めた温泉水を、真空式濃縮器を通して10分の1の水分量になるまで濃縮します。この工程は、温泉センターの地下にある温泉水濃縮施設で行われるため、施設がオープンしている間のみ稼働。そのため、1週間ほどかけて200リットルの塩の材料が出来上がります。ここまでの作業に、塩づくりのためだけの燃料は不要です。

- 濃縮された温泉水は製塩施設に移され、4時間ほどかけて仕上げ窯で煮沸しながら定期的にトンボでかき混ぜる作業を行います。「室内は高温になり過酷ですが、この作業をすることで均一で細かな塩の結晶になります」と枇杷木さん。

- さらに1〜2日かけてにがりを自然に抜いていきます。それでもまだ塩はしっとりと水分を含むため、小分けし脱水します。さらにふるいにかけた後、目視で検品したものを袋詰めし、金属探知機を通してようやく完成となります。

2,200リットルの温泉水から出来上がる塩は20kg前後といいます。枇杷木さんによると「温泉水を濃縮するのに5日かかり、製塩のために3日ほどかかるため、大量生産が難しい塩です。熊本市内や福岡、大阪、東京などの飲食店さんにご注文いただいていますが、なかなかご希望に添えないのが現状です」とのことです。
ボイラーの余熱だけでなく、追加して燃料を使えばスピードと生産量が上がるかもしれませんが、「エネルギーを極力使わず、地下資源を活用した製塩をコンセプトとした商品なので、今の製法を続けていく」と枇杷木さんは話します。

不純物を極限まで除去した純白の「岬の御塩」は、カルシウムが豊富でまろやかな味わいが特徴。温泉センターでは、「岬の御塩」の旨味を存分に味わえる塩せんべいがお客様から大好評とのことです。湯上がりのお土産に、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。
家でできる! 熊本県産の冬の食材をおいしい料理に!
アルゼンチンで親しまれている「チュミチュリソース」をベビーリーフでアレンジした万能ソースです。レモンの爽やかさとトウガラシの辛味が程よく、肉や魚料理だけでなく、ポテトサラダや野菜ディップにもおすすめ。ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍しておくと重宝します。
材料
ベビーリーフ 80g
トウガラシ 1本
タマネギ 1/3個
オレガノ(ドライ) 小さじ2
クミンパウダー 小さじ1/2
レモン果汁 小さじ2
酢 大さじ2
オリーブオイル 100ml
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1
ホワイトペッパー 適量
1.トウガラシはタネを取り、タマネギは乱切りにします。
2.ベビーリーフの水気を拭き取ります。
3.全ての材料をフードプロセッサーに入れてペースト状にしたら完成。
フードプロセッサーがない場合は、包丁で叩いて好みの食感でお楽しみください。
ベビーリーフとエディブルフラワーのリースサラダ
ホームパーティーで喜ばれること請け合いの一皿。ベビーリーフとエディブルフラワーのの色合いやバランスは、まさにセンス次第! ハート型に盛り付けるなど、アレンジを楽しみながら、みんなでワイワイ作るのも良いですね。
材料(一皿)
ベビーリーフ 適量
エディブルフラワー 適量
ケール 3枚ほど
ミニトマト 5個ほど
キュウリ 適量
マイクロトマト 適量
フェンネルなどのハーブ 適量
1.皿の中央に丸やハートの器を置き、その周りに手でちぎったケールを盛り付けます。
2.その上に、ベビーリーフや輪切りにしたミニトマトを立体的に盛り付けます。
3.エディブルフラワーは花のまま飾ったり、花びらを散らします。
4.ピーラーで薄切りにしたきゅうりは、指に巻き付けてお花に。マイクロトマトやハーブを盛り付け、中央の器を抜いたら完成です。お好みのドレッシングでお楽しみください。