【vol.19】自慢の産みたて卵で作る、ごちそうマヨネーズ 最終更新日:2023年11月15日 印刷 マヨネーズを通して、卵のおいしさを伝えたい 那須ファーム(宇城市)熊本のおいしい調味料・加工品【マヨネーズ】 こんもりと盛り上がりコシのある白身、やわらかな旨みと甘みを感じさせるレモン色の黄身。生食でおいしいこの卵で作るごちそうのようなマヨネーズ「ぴよマヨ」を知っていますか。 「ぴよマヨ」は宇城市の卵農家「那須ファーム」の商品です。「那須ファーム」は1968年の創業から55年にわたり「にわとりと卵を通して人のお役に立ちたい」を企業理念として安心・安全な卵づくりを追究しています。また1973年にその頃はまだ珍しかった産地直送卵を開始。養鶏場の近隣に卵の自動販売所を設置するなど先進的な取り組みを続けてきました。若草色の塗装が目印の自動販売所は、朝一番の卵が補充される10時前から産みたての卵を求めるお客様が次々と訪れるほどの人気です。 創業者の那須修一さんは農家の長男として生まれました。高校時代に養鶏に興味を持ったことをきっかけに、20歳で養鶏農家として独立。当時は425羽でのスタートでしたが、現在は約7万羽を飼育。そのうち約5万羽が1日あたり約4万個を産卵しています。修一さんの長女・弘子さんは「鮮度にこだわっているので、採卵から1日以内に洗浄殺菌を行って出荷します」と教えてくれます。 「那須ファーム」では、「安心・安全な卵は、健康な母鶏から」との考えのもと、幼いヒヨコの状態からやさしく育てる自家育成。また国産の米やトウモロコシなど自家配合した餌を与え、飲み水には地下水を使用。国内でいち早くHACCPに沿った衛生管理を導入し、卵の安全性の確保に最大限注意を払っています。 2013年には「子どもたちが安心して食べることができる安全な卵でマヨネーズを」と、自社の卵で作るオリジナルのマヨネーズ「ぴよマヨ」を発売しました。原材料は卵、油、酢、塩、砂糖、からしの6つのみ。酢は山都町で有機栽培された米を原料として福岡の老舗醸造所「庄分酢」が静置発酵製法で造る有機純米酢、油は西オーストラリア州で遺伝子組み換えではない菜種を圧搾した一番搾りの菜種油を…と、合わせる調味料も一つ一つ厳選しています。さらにアミノ酸調味料や食品添加物は使っていません。 那須ファームがこだわり抜いて商品化した「ぴよマヨ」は、濃厚な旨みがありながら後味はすっきり。酢のきゅっとした酸味が効いているため料理に使うと全体の味がぐっと締まります。弘子さんは「お客様からは市販のマヨネーズとは違って手作りの味がすると言われます。野菜に付けるのはぴよマヨがいい!と話すお子様もいるそうです」と目尻を下げます。続けて「ぜひお試しいただきたいのは蒸して潰したじゃがいもにぴよマヨを混ぜるだけのシンプルなポテトサラダ。その他の料理に使っても味のクオリティが上がりますよ」と奨めます。 卵農家だからこそつくることができるぜいたくなマヨネーズ「ぴよマヨ」。東京の百貨店でも人気となった今でも、安全性と味の向上を目的にマイナーチェンジを繰り返しています。「実は現在もリニューアルの最中です」と弘子さん。リニューアル予定の最新版は、これまで卵を凍結させて製造していた工程を、生の状態で加工することに変更。これまで以上に新鮮な卵のおいしさを感じる味わいになるそうです。店頭に並ぶのは2024年1月頃の予定。進化を続ける那須ファームの「ぴよマヨ」から、ますます目が離せません。那須ファーム HPhttps://www.nasufarm.com(外部リンク)<熊本県産 食材&調味料・加工品で一品>家でできる! 熊本県産の秋の食材をおいしい料理にパプリカの味噌ハリッサ ペースト状の辛口調味料「ハリッサ」は、アフリカ生まれの万能調味料で、最近ではスーパーでも見かけるほどポピュラーな一品。実は、簡単に手づくりができます。焼きそばなどに辛みをつけたい時に加えたり、醤油など他の調味料にまぜてコクとパンチをきかせたり、割と使い勝手の良い調味料なのです。 材料 パプリカ 1個 オリーブオイル 大さじ3 クミンシード 小さじ2 (A)あわせ味噌大さじ1(20g) (A)チリペッパー(または一味唐辛子) 小さじ2 (A)おろしニンニク 小さじ1 (A)砂糖 小さじ1 (A)コリアンダーパウダー 小さじ1作り方 1.パプリカの種を除いて縦に4等分にカットします。 2.魚焼きグリル(またはトースター)で10分ほど、皮面を上にして焼きます。 3.皮全体が真っ黒になったら粗熱をとり、皮をむきます。 4.オリーブオイルとクミンシードをフライパンに入れ、弱火で1~2分加熱します。 5.香ばしい香りがたったら火からおろします。 6.3、4(オイルごと)、(A)の調味料を合わせ、フードプロセッサーでピュレ状に攪拌します。 7.保存容器に流しこんで完成です。今回はマヨネーズとあえて、ふかしたさつまいもといっしょに盛りつけました。ハリッサは冷蔵庫で保存を。パプリカスパニッシュオムレツ パプリカの旨味とマヨネーズのコクと酸味がほどよくマッチ。スキレットを使えば、簡単に調理できるうえに、洗いものも少なくできます。素早く、おいしくできるメイン料理としておすすめです。 材料(2人分) パプリカ 1個半 卵 2個 パセリ 1枝 ベーコン 2枚 塩、こしょう、オリーブ油 少々 マヨネーズ 大さじ1 作り方 1.パプリカを縦半分に切り、V字に切り込みを入れてへたを取ります。 2.そのまま種も取り除き、1cm角に切ります。 3.耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで約1分加熱し、少し冷まします。 4.ベーコンは5mm幅の短冊切りにします。 5.パセリは茎から葉を細かくちぎっておきます。 6.卵はざっと溶きほぐし、カットしたパプリカとベーコン、パセリ、マヨネーズ、塩、こしょうを加えて混ぜ合わせます。 7.耐熱容器かスキレットに6を流し込み、そのままトースターで15分加熱したら完成です。