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【vol.12】初夏の熊本のおいしい旬は、みずみずしさであふれている

最終更新日:
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農福連携・100%オーガニックで栽培される、滋味深いズッキーニ  モエ・アグリファーム(球磨郡錦町)

熊本の初夏の旬【ズッキーニ】 

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球磨郡錦町に18haもの自社農園を持つ「モエ・アグリファーム」。
少子高齢化による農業の後継者不足、さらに人吉球磨地域で約300人いる障がい者の方の勤め先が不足しているという課題に際し、この2つをつなげることで持続可能な社会を実現しようと、代表取締役社長の内山拓也さんが立ち上げた農園です。
障がい者の方々を雇用する「農福連携」で栽培 を行っており、熊本県で初めて日本農林規格「ノウフクJAS」(障がい者が農林水産業に就労し、農林水産物の生産工程に携わる取り組み)認証を取得しています。
こちらで作られる作物の大きな特徴が、100%オーガニックで作られていること。ニンジン・ピーマン・白菜・キャベツなどの10種の作物のうち、 3月下旬頃〜初夏に収穫されるズッキーニは、熊本の有機野菜販売所での販売をはじめ、関東・関西など幅広く出荷されています。

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早期収穫分はハウス、それ以降は露地で栽培される同園のズッキーニ。農薬・化学肥料不使用で、人吉球磨の水・土・空気の恵みをたっぷり生かした有機栽培で丁寧に育てられます。
荒廃竹林再生の取り組みとして伐採した竹をチップにして畑にすき込み作物が根付きやすい土壌に改良したり、バイオ炭にしてすき込んで土中の微生物を育んだりと、持続可能な農業への取り組みも充実。こだわりの土作りと障がい者の方たちの手による手間暇かけた栽培によって、付加価値の高い農作物作りが実現しています。
そのこだわりはもちろん、作物の味にも生きています。「甘みやコクが深く、味が濃いのが当園のズッキーニの一番の魅力だと思います」と内山さんは胸を張ります。

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同園は、生産だけではなく小分け業者としても有機JAS認定(自社生産や他者から仕入れた有機JAS認定農産物の袋詰めなどで小分けを行い、それが有機JAS認定の作物である表示を行うことができる)を取得しており、他地域で育てられた有機野菜を仕入れて仕分け・袋詰めして流通へと回す業務も行っています。これにより、畑での作業が難しい車椅子ユーザーの雇用創出にもつながっています。
家庭に向けた有機野菜セットの通販も行い、コロナ禍でさらに人気が高まったそうです。「ズッキーニのオススメの食べ方は、蒸し焼きですね。特有の甘みや風味を最も感じられる食べ方だと思います。ピザに乗せて焼くのもおいしいですよ」と内山さん。
「モエ・アグリファーム」は、安心安全で滋味深い味わいを、人にも環境にも優しい農法で生み出し続けています。

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1つの種から1つの玉のみ。甘さも栄養も愛情も凝縮した「ラブコールメロン」 とまといちえ農場(宇城市)

熊本の初夏の旬【メロン】

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宇城市松橋町で松本浩一さん、由美さん夫妻が営む「とまといちえ農場」。
ミニトマトとメロンを栽培する農園です。メロンはネット系の「ラブコールメロン」という品種を育てており、6月末の約1週間限定で収穫、販売しています。みずみずしく甘い果肉が特徴の品種ですが、同園では「1つの種から1つの玉しか育てない栽培」で栄養分を1つの玉に凝縮させ、特別に上品な風味と高い糖度、そして美しい網目のメロンを生み出しています。
さらに、収穫したメロンの糖度のバラつきがないように、花芽をそろえ精度を高める作業はミツバチ交配の前日まで何度もやります。
「非効率かもしれませんが、本当に甘くておいしいメロンをお届けするためのこだわりの一つです」と松本ご夫妻。

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農園付近は干拓地で、水切れがよい砂地でミネラル豊富な土壌なので、メロンに適した環境が整っています。
農薬は必要最小限に抑え、有機質の肥料を使った土作りで自然のエネルギーを集中。光合成やミツバチによる受粉のタイミング、もっとも糖度が高くなる収穫時期まで、毎日メロンと向き合いながら日程管理も徹底。最高の状態で出荷できるよう手間暇は惜しみません。
このようなこだわりと愛情がぎっしり詰まったラブコールメロンの人気は高く、出荷時期には「道の駅 うき サンサンうきっ子 宇城彩館」での販売に加え、ネットショップでも多くの人が求めます。
1シーズン1週間で約3,000玉が熊本や全国各地の食卓に届けられています。

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  • 10月頃〜6月まで様々な品種を育てるミニトマトも、濃い味わいと豊かな風味が人気です。
    「ミニトマトがきっかけでたくさんのお客様やお店と知り合うことができ、私たちの世界も広がりました。まさに一期一会。
    その感謝の意味も込めて、農園名を『とまといちえ』としているんです」と由美さん。
    同園のメロンは、届いて1週間ほど追熟させると、糖度が最高の状態になるそう。
    オススメの食べ方は「やっぱりそのまま食べるのが一番!」とご夫妻。
    2人の果てなき愛情がこもったラブコールメロンとミニトマトの次のシーズンが、早くも待ち遠しい限りです。 

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    <熊本県産の食材を買うなら!> シーズンごとに豊富にそろうフルーツが大人気

     道の駅錦農産物直売所「くらんど市」 
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    フルーツをはじめとして、錦町内で採れた農産物が数多くそろっています。秋にかけてシャインマスカットなどのブドウや梨、キウイも入荷します。さらに、町内にある食堂のお総菜や名物のプリンなども人気です。敷地内にはお食事処「スローライフ工房 雪草」も。

    <お買い物オススメポイント>

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    ■モモ
    フルーツの生産が盛んな錦町の、夏フルーツの代表各。「道の駅 錦」では5月下旬〜8月末頃が旬です。
    温暖な気候の中で育った、高い糖度と優しい口当たりが魅力。メロンとともに、お料理に使うのもオススメ。

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    ■スイカ
    「道の駅 錦」では6月〜8月中旬頃が旬です。
    寒暖差が激しい盆地が広がる人吉球磨地域では、甘いスイカが収穫されます。糖度の高さとみずみずしさが魅力です。
    メロンと共に、夏のひんやりデザートタイムはいかが。


    ■道の駅錦農産物直売所「くらんど市」
    住  所:熊本県球磨郡錦町一武1544−1
    電話番号:0966-34-5550
    営業時間:9:00-18:00
    店休日 :第3水曜、1月1日、2日


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