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【Vol.6】様々な作物に適する豊かな土壌と地下水に恵まれた【熊本市エリア】

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広大な干拓地で長く大きなナスをのびのび育てる「甲斐農園」(熊本市南区)

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 昔からナス栽培が盛んな南区奥古閑町。ここでナス農家「甲斐農園」の3代目を務める甲斐健太朗さん。高校卒業後は東京や熊本でフレンチのシェフとして活躍したのちに親元就農しました。「子どもの頃からよく手伝っていたので、自ずと農家としてのセンスも磨かれていたのかもしれません」と甲斐さん。野菜ソムリエ プロの資格も持っており、料理人としての知識や感性、味・香りへの感覚もナス栽培に生かしています。

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 「甲斐農園」では面積44aでナスのハウス栽培を行っています。奥古閑町の多くが干拓地で粘土質な土壌が特徴。広大な平地に立派なハウスが立ち並ぶ施設栽培が盛んな地域で、特にナスは全国有数の生産量を誇っています。この地域では若手や新規就農者など若い世代の活躍も目立っているという。「ナスをはじめ、『熊本県産』の食材は何でも揃うというのが、熊本の恵まれているところだと思います」と語ります。

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 甲斐さんが育てるのは、トゲがなく柔らかな肉質が魅力の「PC筑陽」という品種の長ナス。熊本のナスは、品種の違いもありますが、他の地域に比べて大きいのが特徴なのだそう。ハウス内には害虫の天敵の虫を入れるなど、減農薬にこだわって環境にも配慮した栽培を行っています。「小学生の頃に習った光合成の知識が役立ったりと、理科の知識も総動員しながら栽培に臨んでいます」と甲斐さん。

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 温度や湿度、CO2量など、ハウス内の環境は機械で自動管理・制御されています。とはいえ、最後に大事になるのは人の手と感覚。ハウスを回り小まめに調整をしながら、丁寧にナスを育てています。「花が咲いてから収穫までの日数を意識した管理を行い、収穫適期を慎重に判断しています」と甲斐さん。「ちなみに、ナスの味が分かりやすいのは『焼きナス』。エグみが少ないと、味付けが薄くても食べやすくおいしいので、ぜひ熊本の大きなナスの味わいを楽しんでいただきたいです」。

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