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くまもと食・農ネットワークリレーコラム【第95回:大住浩蔵委員】

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くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、当ネットワークの運営委員や関係者によるリレーコラムを掲載しています。
 第95回目は、八代地域農業協同組合 営農部長 大住浩蔵 委員です。

 

 JAやつしろは、熊本県八代地域(八代市・八代郡氷川町)を管轄し、東は九州山地、西は八代海を望み、九州の中心に位置しています。
 日本三大急流の球磨川河口部に位置した八代平野は、多様で豊かな自然や球磨川・氷川の良質な水の恩恵を受け、全国でも有数の農業生産地として位置づけられています。早くから施設園芸が盛んで特にトマトは、10月~6月までと出荷期間も長く、日本一の生産量を誇ります。

 JAが取り扱うトマト・ミニトマトは、「はちべえトマト」として平成15年に商標登録を行いブランド化、全国に向け出荷を行っています。
 当初、知名度を高めるため、東京の量販店と協力し、産地ビデオを流したり中央線の電車を貸し切り車内にポスターで、はちべえトマト一色にしたりと色々な宣伝を行いました。また、女性部による量販店での試食宣伝会等もかなりな回数で開催しています。

 そんな中、八代を視察に訪れた他県の人から、「日本一のトマト産地なのにトマトを使った料理が殆どない」と言われ、また地元の人が日本一のトマト産地であることを知らないことに気づかされました。

 それから行政・飲食関係者と一緒になりながらトマト料理を開発、同時に行政の協力をいただき消費者からトマトを使った料理を募集、「トマト料理コンテスト」を開催、優秀作品を集めたレシピ本を作成し各機関へ配布するなどトマト料理の普及に努めました。また地元を盛り上げ、地元から全国へ日本一の産地であることを発信してもらおうと、アーケード街の活性化も兼ねた「トマトフェスタ」を開催。祭り全体をトマトの赤で統一、トマトを使った料理を販売し、第一回から予想を上回る来場者となり、回を重ねるごとに集客も増え今年で第5回目の開催となりました。また、近年、キャベツ・レタス・ブロッコリー・バレイショ・アスパラガスを中心とした露地野菜も増加しており、一大産地となっています。これからも地産地消の取り組みも行いながら、更なる全国展開を図っていきたいと思います。

 

 

 

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