「くまもとふるさと食の名人」(以下、「食の名人」)は、郷土の伝統料理等について卓越した技術、経験、知識等を有し、食文化発信の拠点として伝承活動に取り組んでいる方を熊本県が認定しているものです。
県では「食の名人」を講師として、若い世代へ向けた地域の郷土料理の出前講座を各地域で実施しています。
第4回は12月14日に砥用中学校2年生28名を対象に開催いたしまし、美里町担当の「食の名人」福田さん、上村さん、渡邊さん、糸田さんの4人に講習いただきました。作ったメニューは【いきなり団子】【きなこぼた餅】【ゆで団子】の3品です。6班に分かれて、3班ずつ【いきなり団子】と【きなこぼた餅】を作り、【ゆで団子】は全員で取り組みました。
【いきなり団子】洗って切って、芋を準備し、あんこを使用せず芋のみを団子で包みます。※従来のいきなり団子はあんこ無しで作っていたと言われています。
【きなこぼた餅】こちらも芋の皮むきと乱切りを丁寧に行い準備。
もち米と芋を炊飯器で炊き上げている間にあんこを丸めて最終行程の準備をします。炊きあがったのをつぶして団子にし、あんこを団子で丸めてきな粉をまぶして完成!!
【ゆで団子】各チーム、空いている時間を利用して【ゆで団子】調理。こちらは芋を使わないのでみんなスムーズに出来上がりました。
できあがり!
きなこぼた餅を作る様子
いきなり団子を蒸し始めます!
【いきなり団子】は70個以上つくり、1個ずつ試食、1個はご家族にお土産として持ち帰りました。
コロナ禍で調理実習の時間も昨年は取れなかったので今回ようやく2年生で家庭科室を利用した実習でした。初めて作った生徒ばかりでしたが、団子を作るのが楽しかった様子で、ぜひ家族とまた作ってみたいと発表してくれました。