「くまもとふるさと食の名人」(以下、「食の名人」)は、郷土の伝統料理等について卓越した技術、経験、知識等を有し、食文化発信の拠点として伝承活動に取り組んでいる方を熊本県が認定しているものです。
県では「食の名人」を講師として、若い世代へ向けた地域の郷土料理の出前講座を各地域で実施しています。
第12回目は2月9日に八代市松高コミュニティセンターで親子料理教室を開催しました。
ご担当いただいたのは、八代地区の「食の名人」山住さん、古嶋さん、鶴山さん、下﨑さんです。
名人の皆さんはトマトの専業農家です。八代市はトマトの生産地として有名なので、おいしいトマトを使った料理を家庭にも広げたいとお話しいただきました。
調理の前には、古嶋さんから保護者と子どもたちへ、紙芝居「トマトくんの涙」をお話しされました。食べ物を大事にしようという内容です。また、下﨑さんからはプランターでいちご狩り体験のプレゼント。子どもたちは大喜びです。
- 名人のデモ調理
紙芝居を見る親子参加者
プランターいちご狩り
今回の料理はトマトステーキ、トマトパスタ、トマトカルパッチョ、炊き込みご飯、トマトシチューの5品。トマトが苦手な方でも無理なく食べられるアレンジメニューになっていました。
初めに名人4名により5品の手順の説明、その後各テーブルに分かれて調理に取り掛かりました。調理時間自体は1時間、皆さん手際よく進めていました。
トマトは色合いも鮮やかで、いろいろな料理に活用できます。食を通して野菜を知る機会をどんどん増やしていきたいですね。
トマトを贅沢に使います
トマトづくしのアレンジメニュー