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くまもと食・農ネットワーク運営委員リレーコラム【第24回:坂口委員】

最終更新日:
執筆者 :  坂口 真理

くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、当ネットワークの運営委員によるリレーコラムを掲載しています。
 第24回目は、当ネットワーク副代表の坂口 真理さんです。
 

 年の始め徒然なるままに。。

 

皆様、年末年始いかがお過ごしでしたか?
家族で食卓を囲む機会が多い季節でもありますね。美味しく食べ物をいただくことが出来ることへの幸せを改めて感じる時期でもあります。

 

突然ですが、昨年秋ごろから急に話題に上っている「TPP」って何ですか?
素朴な消費者の疑問です。環太平洋パートナーシップ協定のことらしいのですが。。。農水省は「TPPに参加すると農業生産額は半減し、食料自給率は14%に低下する」と試算し、一方、経産省は「不参加なら、10年後には国内総生産の2%、10兆円が失われる」と試算しています。農業団体は「参加すると日本の農業が崩壊壊滅する、断固反対」などなど。両極端な主張で、消費者はそれぞれの信憑性を確認するすべもなく、何を基準に判断すればいいのか迷ってしまいます。果たして本当にTPPに参加したら、どのような影響がでるのか?自給率は減るのか?地産地消を進めることはもちろん大切ですが、それだけでは日本の農業は守れないのは確実のようです。農業の大規模化による効率アップを図ったとしてもそれにも限界があるのでしょう。日本の農業を守るために国内の消費者はもちろん、海外の消費者にも日本農業の優秀性を訴え、消費してもらうことも必要なようです。TPPについては、今年の夏ごろには結論が出るとも言われています。私たちが今できることは情報を見極め、食と農を他人任せにしないと強く思うことからなのでしょうか。

 

天然のだしが効いたおせちやお雑煮のやさしい味。化学調味料の濃い味付けとの微妙な風味の違いは、言葉での説明は難しいのですが、この感覚は短期間で身に付くものではないと感じます。手間をかけ、愛情を込め料理を作ってくれた母が私に残してくれた形のない贈り物だと今だから気づくことが出来ます。家族で過ごすことが多いこの季節、そんなことに思いを巡らし、子どもたちに何を残すことが出来るかをしっかり考えていきたいと思います。

 

                食・農ネットワーク 会員   坂口 真理


  

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