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くまもと食・農ネットワークリレーコラム【第106回:相藤 春陽委員】

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くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、リレーコラムを掲載しています。
 第106回目は、wellsole代表 相藤 春陽さんです。

 

 

食堂

 

                 震災後のくまもとで見直された「米粉」

 

 私は平成29年4月に熊本市中央区西唐人町にある町屋をいかした春陽食堂を展開し、熊本食材で作る料理と県産加工品の店をオープン。震災後の新町古町界隈の古民家や街並みの一助となるための活動とともに熊本県産の食材の良さを県内外の方に伝える活動を行っています。また、食育や米粉を使った離乳食セミナー、講演なども各地で行っております。

 米粉離乳食を始めたのは熊本地震の離乳食支援がきっかけでした。震災直後、大人が食べるものはあっても離乳時期の子どもの食べるものがなかったことに気が付き離乳食支援を行うことにし、その時思いついたのが「米粉」でした。

 米粉は洗うこともなくそのまま使える、そして子どもたちが食べやすい。菊池のお米農家さんが持っていらした米粉を支援していただき、米粉離乳食は車中泊のお子様や避難所でたくさん届けることができました。

 震災も落ち着き、米粉離乳食の支援も終わったとき「あれ?これって非常時だけでなく日常的に離乳食や介護食に使えるのではないだろうか?」離乳食とは初めての子育てのお母さんからするとかなりハードルの高い物であり、ストレスになります。しかしこの米粉やおだしなどを使うことにより、簡易でストレスなくそして栄養価もきちんとある離乳食がつくれます。「これは、育児や離乳食でお困りのお母さん方に伝えないと!」そんな思いで米粉離乳食のセミナーを開催しています。

 最近は、セミナーを受けたお母さんたちから「米粉離乳食はとても楽だし子どもたちもパクパク食べてくれます。本当によかったです。」とお声をいただいております。熊本県のお米を離乳のころからしっかりと食べることによって、大人になっても舌の記憶として残っていってほしいと願います。

 

写真:震災時に配った米粉離乳食です。

米粉離乳食(縮小)


 



 

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